第35回 世界の帆船模型展 5/10

 番号    船 名  製作者  番号    船 名  製作者
No.41   錦川の親子船と算盤橋 児玉 陸郎 No.46   ダウ船 肥田 純
No.42   老人と海 小野田 周二 No.47   ラベロ 肥田 純
No.43   ハッピー・アドベンチャー 松本 善文 No.48   トロタマーレス 肥田 純
No.44   可居島木船 松本 善文 No.49   トラバッコロ 肥田 純
No.45   スター・クリッパー 肥田 純 No.50   カティ・サークとサーモピレー 肥田 純

  No.41   錦川の親子舟と算盤橋 

 

    製作者:児玉 陸郎    船 籍:日 本    建 造:-    縮 尺:1/30

    キット:自 作

 

 山紫水明、水面に映える小舟と錦帯橋の曲線の美しさに魅せられて製作を思い立ち、現地を訪れて平成架け替え工事の中村雅一棟梁、岩国市の金田惺氏、横浜市の永田昌彦氏のご支援を受け、1/30を手探りの状態で楽しんでおります。 

どの時点が完成なのか自分でもわかりませんが、中村棟梁に「根気とやる気だ・・・」と諭されている毎日です。尚、併行して1/60五連橋製作を26年3月を目標に進めており、完成を報告できれば幸いです。

 

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  No.42   老人と海

 

    製作者:小野田 周二     船 籍:-     建 造:-    縮 尺:1/18

    キット:自 作

 

 「老人と海」は、ノーベル文学賞作家アーネスト・ヘミングウェイの晩年の海洋小説です。 18フィートもある巨大なカジキマグロと三日にわたって死力を尽くして闘った後、この獲物を船の横にくくりつけ帰路につくという、小説前半の情景をジオラマ風に製作してみました。

 尚、老人のモデルはタミヤ模型の1/16ワールドフィギュアシリーズNo.5 ロンメル元帥を改造しました。

 

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  No.43   ハッピー・アドヴェンチャー 

 

    製作者:松本 善文    船 籍:カナダ    建 造:1963年    縮 尺:1/54

    キット:自 作

 

 ファーレイ・モウワット著、磯村愛子訳「船になりたくなかった船」の挿絵を基にして、修理のため造船所に引き揚げられている船と、ニューファウンドランド島の漁村風景を作った。 

 船を引いているジープは主人公の愛車。情景のうちCod酒場は古いTMSの特集誌にあった北米メイン州に実在するという軽便鉄道の駅舎をデッドコピー。物置小屋はカナダ大使館の図書館で借りた写真集にあったカナダ大西洋岸の漁村風景からのもの。また情景中の犬もニューファウンドランド犬とした。

 

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  No.44   可 居 島 

 

    製作者:松本 善文    船 籍:韓 国      建 造:16世紀    縮 尺:1/50

    キット:英工房(韓国)

 

 可居島(海図では「小黒山島」)は韓国本土から百数十㎞の海上、韓国最西南端の孤島。唐・新羅の時代から両国間の交易航路の中間寄港地として重要な島であった。この島で生まれ独自の発達をして特徴的な構造を持っているのが「可居島木船」である。

 この伝統的な木船は島の主な生業である漁業、本土などとの交通、交易品の輸送など多用途に用いられた。現在復元船が韓国木浦の「国立海底遺物展示館」に屋外展示されている。 

 キット内の2隻に1隻をスクラッチで組み、3隻にした。参考文献はハングルで解読できないので図面を判読した。

 

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  No.45  スター・クリッパー(STAR CLIPPER)

 

    製作者:肥田 純    船 籍:ルクセンブルグ    建 造:1982年    縮 尺:1/125

    キット:自 作 

 

 現役のクルーズ帆船(約3000トン)で地中海、カリブ海等を主に各地でクルーズをしている。このジオラマはアンダマン海のタイ、プーケット島沿岸を帆走中にレジャーヨットと併走している様子です。壁掛け時計は自宅でこのジオラマと一緒に飾るために製作したものです。

 

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  No.46  ダウ船 (DHOW) 

 

    製作者:肥田 純    船 籍:南ア・中近東    建 造:16世紀    縮 尺:1/50

    キット:自 作

 

 ペルシャ湾、紅海、インド洋沿岸を航行する木造の交易船を総称してダウといい、地域やその形状により種々の名称がある。8世紀頃から登場し現代でも使われている。 

 このジオラマは16世紀頃の、現代でいえばイエーメンあたりの船着き場での荷役風景で、遠くの岩山の上にはラクダの隊商がいます。

 

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  No.47  ラベロ (RABERO) 

 

    製作者:肥田 純    船 籍:ポルトガル    建 造:19世紀    縮 尺:1/50

    キット:自 作

 

 ポルトガルの銘酒ポートワインの元になる20種類ものワインをドーロ河上流の醸造所から河口のポルトにある醸造所まで運んだ川船。今も観光の目玉としてポルトの川岸に浮かんでいる。 

 このジオラマは上流の積み出し地でワインを積み込んでいる様子です。

 

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  No.48  トロタマーレス (TROTAMARES) 

 

    製作者:肥田 純    船 籍:スペイン    建 造:現代    縮 尺:1/86

    キット:自 作

 

 古い漁船を改造してチャータークルーズ専用のスクーナーとした船。 

 このジオラマは地中海の人気のない入り江でクルーズ客がダイビングなどで楽しんでいる情景です。海底が見える様子を楽しんで下さい。

 

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  No.49  トラバッコロ (TRABACCOLO) 

 

    製作者:肥田 純    船 籍:イタリア    建 造:10世紀    縮 尺:1/50

    キット:自 作 

 

 昔、アドリア海で交易に使われた船。 このジオラマは海の神様ポセイドンに見守られて航海している様子です。

 

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  No.50  カティ・サークとサーモピレー

     (CUTTY SARK and THERMOPYLAE) 

 

    製作者:肥田 純    船 籍:イギリス    建 造:19世紀    縮 尺:1/446

    キット:自 作 

 

 このジオラマは満点の星空の下2隻がティーレースをしている様子です。チカチカ光る星空は約600本の光ファイバーを使用しています。

 

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