第40回 世界の帆船模型展 5/9

 番号    船 名  製作者  番号    船 名  製作者
No.41   ロイヤル・キャロライン 大坂 義昌 No.46   チャールズ・ヨット 鈴木 秀明
No.42   ロイヤル・キャロライン 田中 敏雄 No.47   メイフラワー 岡本 亮一
No.43   ブランドフォード 石川 敏夫 No.48   リベンジ 石渡 明敏
No.44   ユニコーン 石川 雅庸 No.49   サン・ファン 加藤 明子
No.45   チャールズ・ヨット 元嶋 民夫 No.50   サン・ファン 春田 一茂

  No.41  ロイヤル・キャロライン

         (ROYAL CAROLINE) 

 

    製作者:大坂 義昌    船 籍:イギリス    建 造:1749年    縮 尺:1/47

    キット:パナルト

 

 ロイヤル・キャロラインはその名の通りイギリス王室のヨットで、装飾の豪華な事もあり諸先輩方の出展数も多く、会の展覧会作品集の写真を参考にしました。 

 2隻目となる帆船ですが帆船模型製作方法を広く経験する為、”帆ナシのキット”であったのを、アナトミー シリーズ「CAROLINE」を参考に帆付きでチャレンジしました。力量不足で実現しきれてないところはありますが、講習会・例会等で諸先輩からアドバイスをいただきながら3年をかけてようやく完成にたどりつけるようになりました。

 

画像をクリックすると拡大表示されます。拡大画面で画面右上の▶をクリックするとスライドショーがご覧になれます。


  No.42  ロイヤル・キャロライン

          (ROYAL CAROLINE) 

 

    製作者:田中 敏雄     船 籍:イギリス    建 造:1749年    縮 尺:1/47

    キット:パナルト

 

 1749年に建造された、イギリス王室のヨット型帆船である。 

 15年ほど前に購入し眠っていた古いキットを、6年前、基礎講習会の教材に使う部分を作り始めた。先に作った部分がここに来て変色が気になり急ぎ組み立て完成させた。

 

画像をクリックすると拡大表示されます。拡大画面で画面右上の▶をクリックするとスライドショーがご覧になれます。


  No.43  ブランドフォード (BLANDFORD) 

 

    製作者:石川 敏夫    船 籍:イギリス    建 造:1719年    縮 尺:1/75

    キット:自 作

 

 ブランドフォードは1719年建造された英国海軍の第6級20門砲艦です。 

 この模型は、アナトミー・シリーズの図面を基に製作しています。前回の展覧会に製作途中のものを出品しましたが、各部品をハンドメイドすることを目標として製作しています。製作は遅々として進んでおらず、完成まで何年かかるか分かりません。

 

画像をクリックすると拡大表示されます。拡大画面で画面右上の▶をクリックするとスライドショーがご覧になれます。


  No.44  ユニコーン (UNICORN) 

 

    製作者:石川 雅庸    船 籍:イギリス    建 造:18世紀    縮 尺:1/75

    キット:コーレル

 

 18世紀の英国のフリゲート艦 (9ポンド砲32門搭載) 今日の巡洋艦に相当し、哨戒、偵察、船団護衛などに多用された快速軍艦。この時代の船の貴重な資料を残している「船舶構造備忘録」の著者であり、スウェーデン王室科学研究員だったF.Hチャップマンが設計した。 

 デザイン、構造、流体力学上からその当時大変優れた船であったことは、この本の資料からうかがえます。特にチャップマンが研鑚開発した流体力学の研究の結果、この流麗な船体が出来上がり、どの様な風圧下でも余り揺れをおこさず相当の速度で航行することが出来たと書いています。ユニコーンの姉妹船にフランス海軍の『ラ・シレン』があります。

 

画像をクリックすると拡大表示されます。拡大画面で画面右上の▶をクリックするとスライドショーがご覧になれます。


  No.45  チャールズ・ヨット

       (CHARLES ROYAL YACHT) 

 

    製作者:元嶋 民夫    船 籍:イギリス    建 造:1674年    縮 尺:1/64

    キット:ウッディジョー

 

 当同好会に入会して初めての作品です。基礎講習会や実技講習会を通して、講師や先輩諸氏のお力添えを得てやっと完成することができました。苦労をしたのは、船体造りで外板貼り、研磨、塗装と中々思うように出来上がらず、焦るばかりでしたが、助言に従い何度もやり直してなんとか格好が付くまでになりました。 

 今回の経験を生かして次の作品の製作にチャレンジしたいと思っています。

 

画像をクリックすると拡大表示されます。拡大画面で画面右上の▶をクリックするとスライドショーがご覧になれます。


  No.46  チャールズ・ヨット

        (CHARLES ROYAL YACHT) 

 

    製作者:鈴木 秀明    船 籍:イギリス    建 造:1674年    縮 尺:1/64

    キット:ウッディジョー

 

 本船は「作りやすく、正確かつ美しいスタイル、コンパクトながら豪華感」をコンセプトに設計された、帆船模型ビギナーのための至れり尽くせりなキットです(特定の船舶を模したものではないとのこと)。 

 帆船模型製作は全く初めてで製作過程は泣いて笑っての珍道中ものでした。基礎講習会の講師の皆さまに懇切丁寧に製作手法をご教示いただきましたが、本人は楽しみながらのんびり進めていたこともあり、ここまでに2年半を要してしまいました。見てのとおり、全くの「素組み」です。中途半端・魅せ場がない・(作業が)遅いなどのご指摘は甘受します。

 

画像をクリックすると拡大表示されます。拡大画面で画面右上の▶をクリックするとスライドショーがご覧になれます。


  No.47  メイフラワー (MAYFLOWER) 

 

    製作者:岡本 亮一    船 籍:イギリス    建 造:1615年    縮 尺:1/60

    キット:アマティ

 

 1620年、イギリスからアメリカ大陸へ移住しアメリカ合衆国の基礎を築いた102人の清教徒プリグラム・ファーザーズを運んだ180トンの帆船である。 

 これは二隻目で帆とガンポートの窓はキットのもの、船尾の彫刻はむずかしいが会員の助言をいただき作った。楽しみながら製作できた。

 

画像をクリックすると拡大表示されます。拡大画面で画面右上の▶をクリックするとスライドショーがご覧になれます。


  No.48  リベンジ (REVENGE) 

 

    製作者:石渡 明敏    船 籍:イギリス    建 造:1577年    縮 尺:1/64

    キット:ヴィクトリーモデル

 

 ELIZABETHAN NAVY ROYAL WARSHIP・RACE BUILT GALLEON。この艦は艦隊内で最高の戦艦とみなされ、1588年にSir Francis Drake の旗艦となった。このキットの船体は詳細図が無く、写真の付いた詳細な説明書で作るようになっている。 

 船体は、上貼り以外は、レーザーカット、エッチング、紙に印刷されたカラー模様で組み立てる。出来るだけキット通りに作っているが、一部材料を変えたほか、大砲のキャリッジはその当時の形に作った。

 

画像をクリックすると拡大表示されます。拡大画面で画面右上の▶をクリックするとスライドショーがご覧になれます。


  No.49  サン・ファン (SAN JUAN) 

 

    製作者:加藤 明子    船 籍:スペイン    建 造:1824年    縮 尺:1/70

    キット:オックレ 

 

 19世紀初頭、独立戦争後も残ったアンティル諸島の植民地との貿易路を再開すべく最初の航海をしたのが本船である。船型はカラベル船の系譜に属する。私掠船が多いこの危険な海域の航海を成し遂げた。その勇敢さから、”エル・グロリオソ(栄えある船)”と敬意をもって呼称された。小銃砲を装備し沿岸警備船としても活躍した。

 

画像をクリックすると拡大表示されます。拡大画面で画面右上の▶をクリックするとスライドショーがご覧になれます。


  No.50  サン・ファン (SAN JUAN) 

 

    製作者:春田 一茂    船 籍:スペイン    建 造:1824年    縮 尺:1/70

    キット:オックレ

 

 19世紀初頭、独立戦争後も残ったアンティル諸島の植民地との貿易路を再開すべく最初の航海をしたのが本船である。戦後の本国には小型沿岸貿易船しかなく、同船は乗員わずか7~8人で合衆国の私掠船が多いこの危険な海域を航行しこれを成し遂げる。その勇敢さから「エル・グロリオソ(栄えある船)」と敬意をもって呼称された。 

 船型はカラベル船の系譜に属する。塗装と艤装はネット上の古い絵葉書等を参考にした。ファルーチョ船は20世紀に入っても長くスペイン沿岸地方の物流を担ったようである。小銃砲を装備し沿岸警備船としても活躍したようだ。

 

画像をクリックすると拡大表示されます。拡大画面で画面右上の▶をクリックするとスライドショーがご覧になれます。