第44回 世界の帆船模型展 4/6

番号   船 名 製作者 番号   船 名 製作者
No.31   74門艦 廣野 常也 No.36   ヴィクトリー 小池 誠彦
No.32   グラナド 平石 浩二 No.37   ヴィクトリー 青山 喜行
No.33   ロイヤル・キャロライン 高山 實 No.38   エンデヴァー 近森 仁
No.34   キャノン砲 石川 雅康 No.39   カノンジョッレ 郷原 邦昌
No.35   武装ランチ 星野 広 No.40   アンフィオン 藤田 博

  NO.31  74門艦  (THE 74 GUN SHIP)

 

    製作者:廣野 常也    船 籍:フランス    建造年:1780年    縮 尺:1/72

    キット:自 作

 

 予想していた製作期間を大幅に超えてしまったが、今回の作品内容で製作は一区切りしようと思う。この模型の製作動機は、戦列艦として有名な74門艦を優雅な船体形状をもつフランス艦として構造模型で作ろうと思ったことだった。

 製作は重要なフレームから始め、組みあがった船体を研磨し、オイルを塗布した後の外観がしっとりとして構造模型特有の美しさになったときは感激した。見えなくなると最初からわかっていた船体内部の構造等もなるべく図面に忠実に再現したが、上層のデッキができるにつれ船体の内部構造が見えなくなってしまったことが唯一残念だ。

     参考資料:ブードリオ著のTHE 74 GUN SHIP

 

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  No.32  グラナド  (GRANADO)

 

    製作者:平石 浩二    船 籍:イギリス    建造年:1742年    縮 尺:1/64

    キット:ジョティカ

 

 本船は、ボム・ベセルに分類される英国の戦闘艦で、海から陸の要塞等を攻撃する船である。展覧会では、これまで諸先輩方の力作が、数点、出品されている。その出来栄えに感動し、製作に着手してから、一体、何年経ったか。製作中は、図面の解釈等に悩んでは、作り直すことを繰り返すなど、苦戦した挙句、ついには数年間放置していた。今回、家族の後押し?もあり、気を取り直して展覧会に間に合うよう製作を再開し、ようやくほぼ完成まで漕ぎ付けた。決して満足できる仕上がりではないが、未完成病は克服できそうだ。

 

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  No.33  ロイヤル・キャロライン

           (ROYAL CAROLINE)

 

    製作者:高山 實    船 籍:イギリス    建造年:1749年    縮 尺:1/188

    キット:自 作

 

 ビーズ玉が一杯残っていたので滑車に見立てて、過去の作品のミニチュア版を作ってみた。

 

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  No.34  キャノン砲  (FRENCH NAVY GUN)

 

    製作者:石川 雅庸    船 籍:フランス    建造年:18世紀    縮 尺:―― 

    キット:アマティ

 

 18世紀のフランス海軍の軍艦に搭載された8ポンドキャノン砲です。

 

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  No.35  武装ランチ  (ARMED LAUNCH) 

   

    製作者:星野 広    船 籍:イギリス    建造年:18世紀    縮 尺:1/16

    キット:セルガル

 

 通常のキットと同じ、キットとフレームを組んで骨組みを作り、外板を二重に貼り、フレームを抜き取る。船体の内側を更に内張りし、三重張りの船体にする。実船と同じ工程が楽しめるキットである。

 

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  No.36  ヴィクトリー  (VICTORY) 

 

    製作者:小池 誠彦    船 籍:イギリス    建造年:1765年    縮 尺:1/80

    キット:セルガル

 

 VICTORYは4艘目の模型だが、始めたのは1980年代なので、船体は既にビンテージの趣になってしまった。始めはセルガルのキットだったが、Longridgeの本のVictoryとのあまりの違いに気づき、3層の甲板を入れ、スターンやフィギュアヘッドから滑車、ロープまで作る羽目に。結果としてほぼ自作となってしまった。その後長らくお蔵入り状態だったのだが今回の帆船展を機に完成させることを目標にしている。

 

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  No.37  ヴィクトリー  ( VICTORY)

 

    製作者:青山 喜行    船 籍:イギリス    建造年:1765年    縮 尺:1/80

    キット:今井科学

 

 38年ほど前に製作を開始したが、狭い社宅住まいで子供が興味を持ち始めたため中断した。その後2度の引越しがあったにも関わらず、幸いにもほとんど壊れずに残っていたので、30年ほどブランクがあったが定年を機会に製作を再開した。

 最初に作った木製帆船模型で全て自己流だが、トラファルガーの海戦をイメージしながら製作した。

 

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  No.38  エンデバー  ( ENDEAVOUR)

 

    製作者:近森 仁    船 籍:イギリス    建造年:1768年    縮 尺:1/60

    キット:自 作

 

 18世紀に入って、イギリスでは種々の目的をもって、地球一周の航海が計画された。そのために、準備された船である。もとは、石炭運搬船だったものを改造し、船名をエンデバーと命名した。キャプテン・クックにより、1768年から3年かけて、航海を成功させた。

 模型製作にあたっては、図面の読み込みから始まり、作り方を考え、アイデア毎の部分試作を繰り返しながら、纏めた。そのため、思いのほか時間がかかり、クックの地球一周の2倍以上の年月を要してしまった。お陰で、コロナのスティホームは、気にかからなかった。 船側の小舟は、艦載用として組み込んだのだが、製作中に引っかけて外れてしまったので、再組み込みをせず、停泊中の通い舟の姿にしてみた。 参考資料:アナトミー・オブ・シップシリーズの図面

 

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  No.39  カノンジョッ

 

    製作者:郷原 邦晶    船 籍:スウェーデン    建造年:1770年    縮 尺:1/72

    キット:自 作

 

 スウェーデン列島艦隊に所属する小型漕艇砲艦で12ポンド砲一門搭載なので喫水が浅く川や入江など浅海域での余裕ある航行が可能、操縦性能も良く小回りが利き、スウェーデン、フィンランド、ロシアの広大な岩礁の多い沿岸海域や群島海域での大型艦との海戦では大変有利であった。1788~1790年にはフィンランド湾で行われた大規模な「スベンスクスンドの戦」でスウェーデン海軍はロシア海軍に壊滅的な損害を与えこの海戦に終止符を打った。この小型砲艦は1770年代以降にスウェーデンの科学者であり造船家のフレドリック・ヘンリック・チャップマンにより開発、量産された。

   参考資料:マスターコラヴェル、ストックホルム海洋博物館写真

 

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  No.40  アンフィオン  (AMPHION)

 

     製作者:藤田 博    船 籍:スウェーデン    建造年:1778年    縮 尺:1/40

     キット:コーレル

 

 スウェーデン国王グスタフⅢ世のロイヤルヨットとして建造された。後に武装されロシア海軍との海戦で輝かしい戦績を残した。退職後、始めた帆船作りも9隻目で伊東屋の店仕舞いの折3隻まとめ買いした最後のものだ。現役の頃、ヨットに憧れ葉山で楽しんでいたことが帆船作りのルーツである。その後リバーカヌーで全国の河川を巡り歩く。帆船作りもそろそろ最後、10隻目は何にするか思いを馳せる。やはりロイヤルヨットで終わろうかとも・・・。

 

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