No.62 ピーターパン
製作者:宮島 俊夫船 籍:―建造年:―縮 尺:ー
キット:自 作(レリーフ)
30代の頃、挿絵が気に入って購入した原書のピーター・パンを彫ってみようと思いたち、この物語をディズニーのアニメでしか知らなかったので、図書館で日本語版を借りて読んでみた。
物語の最後でピーターが再びウェンディを誘いに現れた時、彼女は大人になり結婚して娘が産まれている。ピーターはその娘を連れてネバーランドに出掛けて行く。物語が延々と続いていくのが、80代に手の届く年になって知った。ピーター・パンと海賊フックの戦など彫って楽しかった。今だにピーター・パン シンドロームである。
No.63 レリーフ
製作者:宮島 俊夫船 籍:―建造年:―縮 尺:ー
キット:自 作(レリーフ)
二台のウインドラスで傾けられた船に修理の職人達が群がっている。左側の浮き桟橋の上ではピッチを溶かしてコーキングの準備。右側では鍛治職がハンマーをふるい、助手はフイゴで風を送っている。15世紀のカラック船の修理現場の活気がまざまざと伝わってくる。
人数が多いので彫るのは大変だったがやりがいがあった。額縁にはアテネ遺跡「風の塔」からアレンジして風の神をあしらった。
No.64 パリヌーロ (PALINURO)
製作者:小川 和男 船 籍:イタリア 建造年:― 縮 尺:―
キット:自 作(切り絵)
イタリア海軍の練習船「パリヌーロ」。青空を背景に漆黒の船体に白い帆を張り、洋上を疾走する雄姿を想像しつつ、小刀を振るった一品である。