2023年7月 構造模型講習会(中級編) 第6回        ダイジェスト

2023年7月22日(土) 13:00~16:30

かながわ県民センター3階 304会議室

構造模型講習会担当:大坂

 

 連日の猛暑日や熱中症のニュースが賑わっている中、開催当日の関東地方では、ようやく梅雨明けとなりました。所用や体調不良によりいつもより多く(4名の方が)欠席があり、12名の出席でした。

 最終回は、“艤装”関連の講習内容でした。 また、最終回ということもあり、冨井講師からサプライズとしてこれまで紹介された本や板材のプレゼント抽選会がありました。 また、11月開催の第45回作品展で計画中の講習会関連コーナーにカットモデルの出展お願いしたところ完成された方からか出展の快諾をいただきました。 なお『講習会の解説P.P資料』は、これまでと同様に、冨井講師からメール配信されました。

    (ちなみに、これまでの累計PP資料枚数は372枚となりました。)

 いろいろと話題が多かったので前置きが長くなりましたが、本日の講習概要は以下の通りです。

 

【講習概要】 

◆艤装品:構成ユニットが多数あり、取り上げられた主な項目は以下の通りです。また、関連して参考となる会員HPに掲載されている資料Noの紹介もありました。

 

 ①錨関連(メインジャー、メッセンジャー、ライディングビット、アンカー、アンカーの投錨と抜錨方法解説):

  使用用途の解説、英国式と大陸式の違い、ライディングビット(錨綱を巻き付ける柱と梁)については各部寸法、

  アンカーブイの形状寸法、実船の時のアンカーの使用方法、船体への固定の仕方

 ②ギャリー(厨房):製作事例紹介<航空ベニヤで製作し艶消しの黒色で塗装後、ドライブラシ(銀色)でエッジを

  目立たせた。>

 ③クオータデッキプレストレール(レールの“支持柱”の加工方法Tips=パイプを利用した保持治具)

 ④大砲&架台:

  大陸式と英国式の違い(形状、ロープワーク、各部寸法)、架台の製作Tips紹介、テグスを使ったボルトの表現方法、

  木栓表現に利用する爪楊枝の先端加工方法

 ⑤ポンプ、キャプスタン:

  模型製作のポイント(クランク軸取付け位置、角穴の加工方法)

 ⑥舵輪:

  精密に作るための舵輪製作方法を詳細に解説(木工旋盤使用)

  詳細は、会員専用HP:製作Tips No33019を参照願います

 ⑦ラダー(舵):

  ラダーの構造、ヒンジ加工の事例紹介、ヒンジ取付け角度

 ⑧搭載ボート:

  ボートの主な区分、搭載ボートの揚げ降ろしのロープワーク紹介

 

 講習会終了にあたって、冨井講師に対し改めて今回のサプライズプレゼントとこれまでの講習会の感謝とお礼の気持ちを込め、拍手をもって終了いたしました。

 なお、今後の講習会の参考として、構造模型講習会(初級・中級編)のアンケートを実施いたしました。

いつもの冨井講師の講義風景です。
いつもの冨井講師の講義風景です。
“飯沢講師設計のエレファント“を製作中の疑問点を飯沢講師に質門。
“飯沢講師設計のエレファント“を製作中の疑問点を飯沢講師に質門。
写真左側から順に   ・舵輪の試作品・爪楊枝の先端加工治具・パイプ利用の角材保持具 ・ドライブラシ用筆
写真左側から順に   ・舵輪の試作品・爪楊枝の先端加工治具・パイプ利用の角材保持具 ・ドライブラシ用筆

爪楊枝の先端加工治具の使用例 ・ディスクサンダーに取付けて、木栓用の爪楊枝の加工治具
爪楊枝の先端加工治具の使用例 ・ディスクサンダーに取付けて、木栓用の爪楊枝の加工治具
プレゼント予定の書籍、図面、製材品について冨井講師から解説中。  書籍紹介等で表紙と概要を知っているけれど、実物は初めての方も多かったようです。
プレゼント予定の書籍、図面、製材品について冨井講師から解説中。  書籍紹介等で表紙と概要を知っているけれど、実物は初めての方も多かったようです。
プレゼント品の内容をじっくり吟味されていました。 なお、抽選会は講義終了後くじ引きを行い、選択順位決め方式です。
プレゼント品の内容をじっくり吟味されていました。 なお、抽選会は講義終了後くじ引きを行い、選択順位決め方式です。