2024年6月 第2回基礎講習会ダイジェスト

 2024年6月1日(土) 13:15~16:30

かながわ労働プラザ4階 第3会議室

基礎講習会担当 廣野

 

 第2回の講習会は台風第1号が接近した直後のタイミングで、幸運にも晴天になった梅雨前の日に行われました。

 受講者は第1回に見学した2名の方が入会され、第2回の講習会から加わり13名となり、当日は13名全員の出席がありました。

 事務局からの連絡事項のあと、会場の後方に机を集めて2つの島を作り、持参してきた模型を机上にのせ、製作方法で疑問に思った点や、他の模型で参考となる部分についての情報交換を行いました。受講者は第1回で説明があった製作目標まで頑張って作ってこられましたが、すでに製作者による模型作りの個性が表れ始めている様です。他人の模型を見ると参考となる点が発見できるようで、受講者同士で活発な意見交換が多くされていました。今回から参加した初心者の方は書籍等の情報に加え、講習会で製作中の模型を直接見ることで、多くの貴重な知識や経験を得ることができると思います。

 

 講師との意見交換では、受講者から今回の模型製作の内容で理解できなかった船体後部のスターン部についての質問があり、この点について講師からプロジェクターで拡大した図面や、ホワイトボードの図を使って補足説明を行いました。また、ケント紙を使った部分が湿気等でふやけて曲がってしまった模型があり、その修正方法について説明があった点は、実物の模型を前にした講習会の効果だと思います。

 

 第2回の講義は船体製作の後半部分にあたる二重張りの外板材の貼り方の説明から始まりました。続いて船体塗装について、塗装をする場合は外板材の繋ぎ目が目立たなくなるので余り神経質になる必要は無いが、オイル塗装の場合は外板材の貼り方や繋ぎ目が直接見えるので、隙間を埋めるスティーラーの形状等も含め慎重に貼っていく必要があるとの注意がありました。また薄い外板材をサンディングする時に使う治具や、所定の寸法幅で細く切り出す治具の紹介があり、身近な材料を使って多くの部品を精度良く作る工夫が盛り込まれており、受講者には参考になったものと思います。

 

 その他、クウォータギャラリーの製作方法の説明ではクリンカー張りの注意点、ウェールの接着では位置決めのためにマスキングテープを使う方法、ラダーとステムの作り方ではウィップスタッフ構造の説明、船首像の作り方では像が小さ過ぎるために石塑粘土と3Dペイントを使って作る方法の説明等、盛沢山の内容がありました。

 

 本日の講習のまとめとして講師から、「製作が進むにつれ誤差は膨らむ。現物合わせを徹底すること!」と、長期間に渡る模型製作に臨む考え方の話を頂いて講習会を終了しました。

 

 次回の 基礎講習会第3回は8月3日(土)

                かながわ労働プラザ第3会議室 13:15~の予定です。

以上

製作方法を説明する講師
製作方法を説明する講師
持参した模型を前に意見交換 する受講者と講師(1)
持参した模型を前に意見交換 する受講者と講師(1)
持参した模型を前に意見交換 する受講者と講師(2)
持参した模型を前に意見交換 する受講者と講師(2)

製作方法の説明を聴く受講者
製作方法の説明を聴く受講者
外板のサンディング実演を 行う講師
外板のサンディング実演を 行う講師
講師製作中のBATAVIA (第2回目)
講師製作中のBATAVIA (第2回目)