2026年6月 第4回基礎講習会報告

2026年6月4日(木) 13:15~16:45

かながわ県民センター 304会議室

基礎講習会担当 廣野

 第4回基礎講習会は台風6号の接近で開催が心配されましたが、前日に関東沖を通過したため予定通り実施されました。参加者は一般1名を含む16名で、欠席は1名でした。今回はスケジュールを変更し、講習前に秋の展覧会用の集合写真を撮影しました。その後、受講者が持参した12隻の模型を並べて意見交換会を行い、完成に近づいた作品が増えてきたことで、互いに刺激を受けながら自由に意見を交わせるようになってきました。講師も各作品を見て回り、疑問点をその場で解決できる助言を行いました。製作進度は個人差が広がっていますが、展覧会を目標に各自がキリの良いところまで進めてほしいものです。

 

 続いて事務局からの連絡と資料説明があり、その後、本日の講習が始まりました。講師から最初にリギング全般の説明があり、小型模型であることから後工程を見据えた作業順序の重要性が強調されました。静索から動索へという基本手順に加え、作業時に手や工具が入る隙間を確保すること、左右方向は船体中央から舷側へ進めることなどの説明がありました。ヤードのリギングでは上下方向の索を優先し、次に左右角度を固定する索を前後方向に配索する手順が紹介されました。シュラウドではロープ間隔を正確に保つための紙製治具が紹介され、小型模型での工夫が通常サイズにも応用できると感じられました。ラットライン取り付け時に上方ほど間隔が狭まりやすい点や、内側にビレイピンがある場合はその部分を後回しにするなどの注意点も説明されました。

 

 さらに講師による工具を使った実演があり、用途に応じて多くの道具を使い分ける必要性が示されました。ビレイピンへのロープ固定では受講者が木棒と実際の太さのロープを使って体験し、外し方についてはピンレールからピンを抜く方法が実演されました。

 

 次回は2026年7月2日(木)13時15分より県民センター304会議室で開催される予定です。

講習会風景
講習会風景
持参模型を前に意見交換する受講者
持参模型を前に意見交換する受講者
リギング方法を説明する 講師と取り巻く受講者
リギング方法を説明する 講師と取り巻く受講者