2025年4月25日(金) 13:00~16:45
かながわ県民センター3階 304会議室
構造模型講習会担当:大坂
早いもので、レーザーカットフルモデルの「ロイヤル・キャロライン」を準備し、講習会を開催してから丸一年が経過し、予定していた基本的な構造模型特有の製作手法の講習会が最終回となりました。
また、出席状況は、出席者13名・欠席3名でした。なお、前回報告の通り、展覧会出品を目指すことを目的に補講を6月・7月と2回開催します。
さて、今回の講習会では、各デッキの組立関係やロイヤル・キャロライン特有のCabin(王様の執務室)とUpper Deck AFT(王様の居室)についての発表がありました。
【事務局からの連絡】
・補講日程の概要とあわせてこの補講を活用し、9月に開催される展覧会に出品をされるように呼びかけをしました。
【講習生の発表】今回は、5名の方から発表がありました。
・OSさん:デッキユニット(ビーム・カーリング・ロッジングニー・ハンギングニー等が構成品)を船体に直接取り付 けないで、作業性の向上が図られる船体外でブロック単位に組立てたのちに、ユニットを船体に組込む製作手法とその留意点(ビーム・デッキブロック組立治具、デッキの組み立て時の留意点工夫事例等)の紹介・天窓(Companion)の稼働窓注事項の事例の紹介・艤装品関係の製作時の留意事項の紹介と講師へ疑問点の確認 等々の発表をされました。
・MOさん;市販の金具を使ったデッキビーム組立て治具の紹介がありましたが、いつもアイデア豊富な発表をされます。
・ITさん:構造模型のGranadoを製作されたときの経験から、デッキブロック組立方式の留意点や船体を組立治具から切り離す作業に使用する“ノコギリや切断ガイド板”の事例を紹介されました。
・IKさん:前回の絨毯図柄に続き今回は、キャビン内部の構造(出窓にあるトイレルーム)や装飾品(絵画、テーブル、ベッド)など細部までにこだわり再現されている紹介がありました。
・TMさん:講習会のお楽しみになった、シリーズ6回目の製作事例の紹介は、今回はキャビンの構造分析をもとにした製作事例や、同様に出窓部(Quarter Badge)も新たに設計し、工作用紙によるモックアップの紹介がありましたが、毎回豊富な知識をもとに説明をしていただくので感心することばかりです。
【講師】
・飯沢講師から、「当初完成想定に基づいて作成した作品の様に“デッキ取付け・艤装品”も済み、残る作業は組立治具から船体を切り離す作業についての説明があり、これ以降の作業は、キット作品製作経験があれば製作ができるので、是非皆さん作品展に出品されるよう頑張ってください」。や「補講では、製作の疑問点等をサポートするので参加をお勧めします。」とのコメントがあり、講習会を終了しました。
次回の構造模型講習会(補講-1)は、6月28日(土)かながわ県民センター 第304会議室PM1:00~の予定です。
以上