当会は、これまでにフレーム図面の作図方法を開発し、図面提供などの製作サポートを行ってきました。また40回展で発表したレーザーカット加工法の応用が実用可能なレベルに達し、41回展では製作途中の模型を展示しました。これは、構造模型製作がベテランレベルから、初級者レベルでも可能な状態になったといえます。
このような背景のもと、構造模型講習会は、これまで有志の集まりで行ってきた構造模型分科会を発展的に解散し、当会独自ともいえる各種技術の定着と、さらなる構造模型の普及を目的として、会の正式行事となりました。
またコロナ対策で、対面式の講習会は開催を中止していますが、新たに2022年1月から、コロナ禍に影響されないZoomを利用したリモート形式の“設計手順書講習会”を開催しています。
【構造模型講習会】
構造模型講習会 初級編 (6回)
1 概論
2 図面の基礎
3 船体の主要構造と名称
4 図面の参照の仕方
5 製作上の留意点
6 製作上のヒント
7 レーザーカットへの展開
構造模型講習会 中級・実践編 (6回)
実船の構造解析と模型の製作Tipsなど
1 船体各部の寸法の決め方
2 実際の模型製作のヒント
3 主な構造物の説明と作り方
4 簡易治具の紹介
【設計手順書講習会】
“レーザー加工を前提とした設計から部品加工までデータを一気通貫に活用できる”設計手法の講座で、3Dソフトのshadeや2次元ソフトのillustratorを使っての1年間にわたるリモート講座です。
期 間:1年間
講習方式:20回程度のリモート講習会と6回程度の対面式のスクーリング実施
1 基礎データの取得
2 テンプレート作成
3 船体曲面の作成
4 フレーム曲線の作成
5 フレーム図面の作成
6 ファトック分解図
7 各種組立図および各種部品図の作成
8 レーザーカットへの展開
現在、講座再開に向けて諸準備を進めていますが、関心のある方はこちらからご連絡ください。