製作スナップ集

掲載作品      ・ベローナ     ・パンドラ

ベローナ   最終更新 2011.10.16

 

 会員の山本さんがベローナのフレームデータを使用して製作を始めました。山本さんは電動丸鋸を改良してアメリカから購入したBoxwoodのブロック材からフレーム素材を製材し、実船同様ファトック毎に板厚を変えてフレームを製作しています。正立、倒立いずれでも使用できる組み立て治具も参考になります。

 

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パンドラ   最終更新 2009.3.8 

 会員の前川さんがパンドラのフレームデータを使用して製作を始めました。

前川さんはフレーム組み立てにハロルド・ハーン方式を応用し、図面のダイアゴナルラインで接合する台形素材を馬蹄形に組み立てたものを使用することによって、ファトック接合面の角度誤差を無くし、且つ接合ラインをきれいなシアーラインで再現しました。この方法は加工技能がさほど高くなくても接合時に簡単な抑え治具を使用することで、誰にでもファトックの接合精度を高めた組み立てができるそうです。

また、パンドラフレームの設計図面を使用して体感したことは、フレーム一枚一枚の形状精度に加えて個々のベベル量も明示されているので、フレーム製作段階で大胆に切り出し加工とベベルの切削ができ、構造模型でもっとも厄介な組み立て後における内外面整形のための大変な切削、研磨作業が大幅に低減できたこと、それにも拘わらず形状精度をしっかり確保できたことだそうです。

 

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