キットで用意する素材は

 

キットの場合は殆ど、材料、部品は揃っています。だから素材から加工し部品を作るケースは少ないでしょう。だけどキットの中には普通接着剤は入っていません。それから塗料も入ってないのが一般的です。勿論スクラッチビルドで帆船模型を作ろうという人は、木材、金属等素材から準備しなくてはいけません。それでどうしても素材の性質、加工の仕方、表面処理、買い方等の知識が必要です。思わぬ素材を作品に使用している人、難しい部品作りが、分野の違う部品で簡単に解決することもあります。その辺のノウハウを、仲間のみなさんから得た情報、私のノウハウを集めてみなさんに役立つよう披露します。

キットの中身全部見せます
キットの中身全部見せます

素材と資材

 

ここではあまり加工のされていない材料を素材、合成樹脂とか塗料・接着剤のように市販されているものでそのまま余り加工せずに使える材料を資材と分けてみました。

素材は市販の形のままでは全く使えず、何らかの加工をしないと使えません。たとえば木材ですが、模型屋さんにいけばちゃんと製材済みで一定の幅、長さのままで売っているものがあります。これなどは素材とか資材というより、すでに部品としてそのまま使えるものもあります。ところがキットに入っている材料は面白くないので使いたくないなんて考えますと当然大きな材木を買ってきて(これを素材と見る)鋸で製材し部品に変えなければいけません。

最近ではDIYとか東急ハンズのようなクラフト総合店などで色んな素材を使いやすいようにある程度の加工をしたものが市販されています。市販で使えるものはできるだけ活用した方が手間が省けてよいでしょう。それでも気に入ったものがないとなれば素材からの加工をしないとしょうがないでしょう。


部 品

 

帆船模型の飾りだとか部品はキットメーカで販売しているものがあります。カタログその他で資料から選べます。部品だけの専門業者がアメリカにはありインターネットで取り寄せることもできます。真鍮のリングとか、コッターピンも市販のもので利用できるものもあります。

勿論スクラッチビルトでは全ての部品が自作となるでしょう。製作技法の説明で詳細を示しますので参考にして下さい。