番号 | 船 名 | 製作者 | 番号 | 船 名 | 製作者 | ||
No.31 | ヨット・メアリー | 田中 敏雄 | No.36 | ヴィクトリー | 木村 立次 | ||
No.32 | サンタ・マリア | 須藤 博之 | No.37 | 北運河の木造平底船 | 関口 正巳 | ||
No.33 | 咸臨丸 | 山本 稔 | No.38 | ヴァイキングの船 | 村石 忠一 | ||
No.34 | ユニコーン | 前田 芳穂 | No.39 | 可居島木船 | 松本 善文 | ||
No.35 | ローテル・レーベ | 戸田インゲボルグ | No.40 | ユニコーン | 長谷川 傅 |
No.31 ヨット・メアリー (YACHT MARY)
製作者:田中 敏雄 船 籍:イギリス 建造年:1646年 縮 尺:1/54
キット:マモリ
ヨットはイギリスで一大発展を遂げましたが、その原型とも言うべき船がオランダで建造されたこの「Mary 」です。 オランダに亡命していたチャールズ・スチュアート王子がイギリスに帰り英国王になった時、アダムス市より贈呈されました。
1675年岩礁にのりあげ沈没、1971年に残骸が引き上げられ復元された。
No.32 サンタ・マリア (SANTA MARIA)
製作者:須藤 博之 船 籍:スペイン 建造年:1492年 縮 尺:1/45
キット:自 作
サンタ・マリアの模型は一年以上前に一隻作りましたが、自己流の為、昨年、当同好会に入会し初心者講習会に参加させて頂ました。すると前に作った物が、欠点だらけなのでもう一度、同じ物を作ろうと思い、製作に取りかかりました。
本によるとイマイのキットにはプラスチック部品が多く、自作すると小部品が、意外と手間がかかり、特にブロック関係の製作に苦労しました。初めての出品なので宜しくお願いします。
No.33 咸 臨 丸
製作者:山本 稔 船 籍:日 本 建造年:1857年 縮 尺:1/75
キット:ウッディジョー
咸臨丸は江戸幕府がオランダのホップ・スミツ造船所に発注した軍艦で1857年3月竣工した。初の太平洋を横断した日本の軍艦として有名で1860年、日米通商条約交換施設団を乗せサンフランシスコに到着し、大いに歓迎されたと言う。地元の新聞で大々的に報道されたとのことだ。
米国から帰還後、神奈川の警備、小笠原の調査等に活躍したが機関の損傷が激しく1855年これを取りはずして帆船として使用、榎本艦隊は清水港に漂着した。しかし、ここで新政府軍の攻撃を受け同艦は捕獲された。
No.34 ユニコーン (UNICORN)
製作者:前田 芳穂 船 籍:イギリス 建造年:1790年 縮 尺:1/75
キット:コーレル
イギリスのフリゲート艦、18世紀の終わりにF. H. チャップマンがイギリス艦隊のために設計した優れたデザインのフリゲート艦です。デッキに8門、下部に24門の大砲が搭載されています。
No.35 ローテル・ロウェ (ROTER LOWE)
製作者:戸田 インゲボルグ 船 籍:オランダ 建造年:1597年 縮 尺:1/55
キット:マモリ
ブランデンブルグの偉大な統治者フレデリック・ウイリアムのためにオランダで建造されたこの小型ガレオン船は16世紀末の典型的な船体構造をしている。彼は興隆一途をたどりつつある国家のために艦隊を創設しようと、このような船を次々と発注した。
船尾に炊事場があり、居住性は良くない。船尾飾りの上にはリューベックの紋章旗を掲げていた。その時代としては非常に進歩した艤装であった。この船は参戦や調査船にもならず、ごく平穏な生涯を終えたらしい。
No.36 ビクトリー (VICTORY)
製作者:木村 立次 船 籍:イギリス 建造年:1778年 縮 尺:1/75
キット:パナルト
1805年のトラファルガー沖海戦で大勝利を収めたネルソン提督の旗艦であり、現在も現役として英国海軍の象徴でもあり、又、英国国民の誇りである。砲102門。
根気と忍耐はあったが、技術力の不足は如何ともし難く、美術品のような作品には出来なかったが、持てる力を全て投入して、リアリティと戦場での生活感を再現できるように努めた。観ていただく方々、特にお子さん達が、本船を観て当時の生活を偲び、また海洋への夢を馳せていただいたら、作者望外の喜びであります。
No.37 北運河の木造平底船
製作者:関口 正巳 船 籍:フランス 建造年:1859年 縮 尺:1/87
キット:自 作
ヨーロッパ大陸には古くから交易のための運河網が張り巡らされている。本船はバトゥー・ド・カナル(運河の船)と呼ばれている19~20世紀に活躍したフランスの木造平底船で、水位の異なる箇所での狭いドック入りの際、大きな舵は邪魔になるので折り畳めるような構造を採用している。また、風力が使用できない時は馬で曵航していた。
No.38 バイキング船 (OSEBERG)
製作者:村石 忠一 船 籍:ノルウェー 建造年:10世紀 縮 尺:1/25
キット:ビリングボート
バイキング文化の中心はこのバイキング船であり、よろい張りの船体は軽く頑丈な作りで帆走もオールを使った走りもできた。
外洋から川をさかのぼる襲撃により征服した国は、イギリスではヨーク王国、フランスではノルマン公国、ロシアではキエフ公国などがある。又バイキングの急速な衰退は定住した地域に同化してしまった事と思えます。
No.39 可居島木船
製作者:松本 善文 船 籍:韓 国 建造年:16世紀 縮 尺:1/50
キット:英工房
可居島(海図では「小黒山島」)は韓国本土から百数十粁の海上、韓国最西南端の孤島。唐・新羅の時代から、両国間の交易航路の中間寄港地として重要な島であった。
この島で生まれ独自の発達をして、特徴的な構造を持っているのが「可居島木船」で有る。この伝統的な木船は、島の主な生業である漁業、本土などとの交通、交易品の輸送などの多用途に用いられた。現在、復元船が、韓国木浦の「国立海底遺物展示館」に屋外展示されている。
No.40 ユニコーン (UNICORN)
製作者:長谷川 傳 船 籍:イギリス 建造年:1790 縮 尺:1/75
キット:コーレル
1700年代にスウェーデンのロイヤルサイエンスアカデミーのメンバーであったF. H. CHAPMANによってデザインされた英国海軍の軍艦ですが、目立った戦績や重要な事業は歴史上残していません。
現状はやっと船体が出来てマスト、ヤード、リギングと難関は山積みですが、初めて作る帆船模型らしい船に初心者講習会で教えていただいた事をベースにゆっくりと時間をかけ楽しんでいます。構造物の本来の役割を理解したり、製作方針をどうするか等を考える事も多く奥の深さも楽しみの一つです。