第32回 世界の帆船模型展 5/6

 番号    船 名  製作者  番号    船 名  製作者
No.42   フリードリッヒ・ウィルヘルム 岩波 昇 No.47   ハーフ・ムーン 水上 一郎
No.43   シェナンドー 小川 雅典 No.48   カタロニアの船 長守 準治
No.44   チャールズ・ヨット 大脇 茂 No.49   アレキサンダー・フォン 小川 和男
No.45   ユニコーン 石川 雅庸 No.50   木彫のレリーフ 戸田インゲボルグ
No.46   サンタ・マリア 前田 芳穂 No.51   針路、北微東! 神蔵 義光

  No.42  フリードリッヒ・ウィルヘルム 

          (FRIEDLICH WILHELM)

 

    製作者:岩波 昇    船 籍:ブランデンブルグ    建造年:1661年    縮 尺:1/50

    キット:ユーロモデル改造

 1661年に建造された、ブランデンブルク王国のフリゲート艦。 この模型の船体は、いわゆるAdmiralty-Style Model(アドミラルティー・スタイルモデル)とし、甲板上の艤装や武装を加えた。

フレーム、キール構造は、当会の飯沢清雄さんの「グラフィックソフトによる構造模型用フレーム図面の作成」解説書を用いて設計した。部材としてフレームは桂、キールはウォールナットを用いた。金属製装飾部品、武装関連部品はキットのものを使用した。 

今後は更にフルリギングを施して、来年の展示会に出品したい。

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  No.43  シェナンドー (SHENANDOAH)

 

    製作者:小川 雅典    船 籍:アメリカ    建造年:1864年    縮 尺:1/50

    キット:コーレル

 アメリカ南北戦争(1861~1865)中、アメリカ連合軍(南部同盟)海軍で活躍した標準的な形のカッター。 北軍(合衆国)は、南軍への貿易製品、物資及び武器の輸送を妨害するために大西洋とメキシコ湾に面する連合国の 海上封鎖を大規模に実施した。 

本船は、船隊間の連絡やサポートの他、北軍の海上封鎖船隊の行動を監視、ならびに封鎖線を突破し軍需品などの物資を自軍戦線に補給することが任務であった。

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  No.44  チャールズ・ヨット

       (CHARLES ROYAL YACHT)

 

    製作者:大脇 茂    船 籍:イギリス    建造年:1674年    縮 尺:1/64

    キット:ウッディジョー 

 「帆船模型普及の阻害要因、それは多分にキットに責任があるのではないかと考え、ビギナーの人にも作りやすく、誰が作っても立派に仕上がり、縮尺が正確で美しいスタイルであり、家に飾りやすいサイズでありながら豪華な帆船模型のキット作りを」と熱く語っていた白井さんは逝ってしまったが、その思想満載のキット、チャールズ・ヨットに挑戦しました。

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  No.45  ユニコーン (UNICORN) 

 

    製作者:石川 雅庸    船 籍:イギリス    建造年:1790年    縮 尺:1/75

    キット:コーレル

 18世紀の英国のフリゲート艦(9ポンド砲32門搭載)、今日の巡洋艦に相当し、哨戒、偵察、船団護衛などに多用された快速軍艦。この時代の船の貴重な資料を残している「船舶構造備忘録」の著者であり、スウェーデン王室科学研究員だったF.H.チャップマンが設計した。 

デザイン、構造、流体力学上からその当時大変優れた船であったことはこの本の資料からうかがえます。特にチャップマンが研鑽開発した流体力学の研究の結果、この流麗な船体が出来上がり、どのような風圧下でも余り揺れを起こさず相当の速度で航行することが出来たと書いています。

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  No.46  サンタ・マリア (SANTA MARIA)

 

    製作者:前田 芳穂    船 籍:スペイン    建造年:1492年    縮 尺:1/45

    キット:ウッディジョー 

 コロンブスの乗ったサンタ・マリア号は1492年8月パロス港を出発して10月新大陸を発見した。 全長35メートル、100トン,乗組員40名で速力はあまり出せないが積載量が多く長期の外洋航海に耐えられるようになっていた。その年の暮れにハイチ沖で座礁大破した。

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  No.47  ハーフ・ムーン (HALF MOON)

 

    製作者:水上 一郎    船 籍:オランダ    建造年:1609年    縮 尺:1/40

    キット:ウッディジョー

 "ハーフ・ムーン"を多数のモデラーが各社のキットで製作されている事例を見て、どうしても作って見たく選定しました。海外のキットを選ぶべきか迷ったのですが、結局材料の調達も考慮に国内の「ウッディジョー」製に致しました。 

 製作に当っては、極力プラスチック製は組み込まず、木材の使用に努め、また製作図通りにはなっていません。ただし、既成の金属部品は使わざるを得なかったこと、帆の張り方が分からず終いで出展させていただいたことは心残りです。

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  No.48  カタロニアの船 (CATALAN SHIP)

 

    製作者:長守 準治    船 籍:カタルーニア    建造年:15世紀    縮 尺:1/30

    キット:ウッディジョー

 15世紀の半ばごろに作られた、ユニークな帆船の模型で「マタロの模型」として知られている。ロッテルダム(オランダ)のプリンス・ヘッドリック海事博物館に展示されている。「コグ」と呼ばれていた型式の船体。 

 入会後初めて製作したもので、出来栄えは今一つかもしれませんが私自身は大変満足しています。ご指導いただいた皆様に感謝しています。船首から船尾にかけ大きく湾曲した船型で、外板貼りに大変苦労しました。また、キットの船底外板の船尾の処置が不自然に感じたので、挿絵を参考にウェールを一本追加し出来るだけ自然な形になる様にしてみました。

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  No.49  アレキサンダー・フォン・フンボルト

       (ALEXANDER VON HUMBOLDT)

 

    製作者:小川 和男    船 籍:ドイツ      建造年:1906年    縮 尺:―

    キット:自 作(切り絵)

 ドイツの探検家であり地質学者「アレキサンダー・フォン・フンボルト」の名を冠するこの船は、1906年にブレーメンで建造され1988年に現在の姿となった。練習船として北大西洋やバルト海、またカリブ海にも航行し、クルーからは「アレックス」と呼び親しまれている。 

青空をバックにグリーンの帆に風を受け大海原を疾走する姿に思いを馳せながら、刃を振るった一品である。

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  No.50   木彫のレリーフ

 

    製作者:戸田 インゲボルグ    船 籍:イギリス    建造年:17世紀    縮 尺:―

    キット:自 作(レリーフ)

 創作のモデルをソブリン・オブ・ザ・シーズに求めてそのイメージで製作しました。深く彫りすぎたためリギングは彫れなくて省略し、シュラウドは竹材を張って表現した。そのほか細かい飾りや彫刻はこれも自分の技術の未熟さで残念ながら省きました。大きな一枚板は手に入りにくいので2枚をつなぎ合わせて使っています。 

 会員の眞垣さんから図面と彫刻の写真を提供していただきました。それが無ければ完成には至らなかったでしょう。

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  No.51   針路、北微東!

 

    製作者:神蔵 義光    船 籍:フランス    建造年:18世紀中頃    縮 尺:―

    キット:自 作(油彩画) 

 各艦右舷詰め開き、単縦陣形で荒波を北上するフランス艦隊。古書の不鮮明な挿絵に構図を借り、18世紀中頃の仏戦列艦の図面や模型を参考に油彩画にした。

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