第32回 世界の帆船模型展 3/6

 番号    船 名  製作者  番号    船 名  製作者
No.21   フリースランド 薬師 正徳 No.26   フライ 藤原 義孝
No.22   フェア・アメリカン 名川 喜八 No.27   フェア・アメリカン 岡本 亮一
No.23   74門艦 廣野 常也 No.28   ダイアナ 常石 昭弘
No.24   ノーランスボタン 関口 正巳 No.29   メルカトール 間宮 靖宏
No.25   シレーネ 石渡 明敏 No.31   開南丸 小野田 周二

  No.21  フリースランド (FRIESLAND)

 

    製作者:薬師 正徳    船 籍:オランダ    建造年:1663年    縮 尺:1/75

    キット:マモリ

 17世紀当時、オランダ東インド会社は世界の海を制覇しようと優れた造船技術で多くの武装商船を建造した。フリースランドはその1隻である。80門の砲を搭載しており、商船としてだけでなく蘭英戦争ではオランダ艦隊の中核としても活躍したが、約30年で廃船となった。オランダは鎖国下の日本で欧州諸国として唯一、長崎の出島での交易が認められていたが、この船の来航記録はない。 

 美しい船形に魅了されての製作で、初めて帆造りに取り組んだり船尾に発光ダイオードを組み込んで夜間航行の雰囲気を出せるようにして模型作りを楽しんだ。

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  No.22  フェア・アメリカン 

         (FAIR AMERICAN)

 

    製作者:名川 喜八    船 籍:アメリカ    建造年:1778年    縮 尺:1/48

    キット:Lauck St. Shipyard LLC 

 今まで製作した9隻は外観重視のキットが多かったので構造模型を作る機会を待って居た所、飯沢さんの紹介が有りましたので製作して良かったと思います。面白かった。

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  No.23  74門艦 (THE 74 GUN SHIP)

 

    製作者:廣野 常也    船 籍:フランス    建造年:18世紀    縮 尺:1/72

    キット:自 作

 多くの帆船の中で74門艦は機動性等に優れ、バランスの取れた船とされている。  フランスのブードリオ氏が18世紀のフランスの74門艦の特徴をまとめて本にした帆船をモデルにして、船の構造がよく分かる構造模型に挑戦した。 

昨年の展示会後、曲線で囲まれている船首部分と船尾部分を中心に作ったが、上手く作れず試行錯誤の連続で、同じ箇所を何度も作ることになってしまった。フランス艦は曲線が多く優雅に見えるが、実際に作って見ると、曲線の部材をつなぐ難しさを感じた。

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  No.24  ノールランドのボート

         (NORDLANDSBADEN)

 

    製作者:関口 正巳    船 籍:ノルウェー    建造年:17世紀頃    縮 尺:1/20

    キット:ビリングボート 

 ヴァイキング時代の面影を残すこのタイプの船は、ノルウェー北部では17世紀頃には記録されており、漁船としてエンジン搭載の船が出現するまでは能率的で非常に航海に適していたため、ポピュラーな船であった。このタイプの船は今日でも建造されており、北部沿岸地方でレガッタ競争が行われているという。

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  No.25  シレーヌ (SIRENE)

 

製作者:石渡 明敏船 籍:フランス建造年:1775年縮 尺:1/75

キット:コーレル

 スウェーデン王室科学研究員のフレデリック・チャップマンが設計したフランス海軍の30門フリゲート艦で、彼が研究した流体力学による華麗な船体により、天候にあまり左右されず、相当な速度で安定した航行ができたということです。 

「シレーヌ」とはギリシャ神話に出てくる、美しい歌声で船乗りを誘惑する海の女神「セイレーン」のことで、英語の"サイレン"の語源です。イギリスの32門フリゲート艦「ユニコーン」とは姉妹船で、一部の艤装を除いてはほとんど同じ設計になっています。

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  No.26  フライ (FLY)

 

    製作者:藤原 義孝    船 籍:イギリス    建造年:1776年    縮 尺:1/64

    キット:ビクトリーモデル

 1776年に建造されたスワン級の第6級戦列艦です。砲甲板長97.7メートル、排水量300トン、乗組員125名、艦載砲16門、旋回銃16門で武装。

主に船団の護衛と急送の任務に従事し、あるいはポートランド沖で長い追跡の後にフランス私掠船「Le Gienuer」を捕らえ、1800年にはホーグ沖でフランスカッター型私掠船を捕獲しました。 

1802年にニューファウンドランド沖で沈没するまで船団護衛に活躍しました。

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  No.27  フェア・アメリカン 

         (FAIR AMERICAN)

 

    製作者:岡本 亮一    船 籍:アメリカ    建造年:1778年    縮 尺:1/48

    キット:Lauck St. Shipyard LLC

 フレームモデルキットが入手できたので挑戦した。実際の木造帆船の構造を理解するのには、すばらしく親切なキットで、製作するのに楽しませてもらった。ロアーマスト、バウスプリットは詳細図面はないが取り付けた。

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  No.28  ダイアナ (DIANA)

 

    製作者:常石 昭弘    船 籍:イギリス    建造年:1794年    縮 尺:1/64

    キット:カルダークラフト改造

 1974年に進水した「38門装備・フリゲート艦」。 

 カルダークラフト社のキットであるが、外板を「ボックスウッド」に、甲板を「ホリー」に変更してある。総数2477枚の「船底銅板」は「鎧張り」し、キットの「金属製飾り」は使わずに「木彫り」にて自作し「金色」部分は塗装でなく「金箔張り」とした。「舵輪」は「満原方式」にて製作したため「薄型」に仕上げることができた。

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  No.29  メルカトール (MERCATOR)

 

    製作者:間宮 靖宏    船 籍:ベルギー    建造年:1932年    縮 尺:1/120

    キット:マンチュア 

 バーカンティーン型帆船、1960年迄船員訓練用として使用された。船名は、現在地図の「メルカトール図法」で知られる16世紀フランダースの地質学者ゲルハルト・メルカトールを顕彰するものです。1932年建造の3本マストでベルギー海軍で使用された後現在はオステンドシップヤードに係留公開されています。メルカトールの投影図法による世界地図や航海図は今日でも海図に用いられている。

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   No.31   開 南 丸

 

    製作者:小野田 周二    船 籍:日 本    建造年:1910年    縮 尺:1/70

    キット:自 作

 伊勢大湊の市川造船所で建造された200トン足らずの鮭、鱈漁船を南極探検用に改造した3本マストのトップスルスクーナー型の木造帆船。1910年(明治43年)11月に白瀬中尉ほか27名は芝浦沖より南極大陸に向かって出港。

日本人初の南極探検に臨み、アムンゼンやスコット隊と競って南極点到達を目指し、南緯80度5分の地点に日章旗を掲げた。白瀬隊は当時としては、日本人として成しえる限りの観測と標本収集に努め、全員無事に帰国することが出来た。 

 製作にあたり船体図面、写真などの資料は秋田県のかほ市の白瀬南極探検隊記念館から提供された。

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