2023年3月 構造模型講習会(中級編)第2回       ダイジェスト

2023年3月25日(土) 13:00~16:45

かながわ県民センター3階 304会議室

構造模型講習会担当:大坂

 

 ここ1週間はWBC決勝トーナメントの中継やそれに関する報道や行楽地の桜の開花状況も例年より早く迎えるニュースなど明るい話題が多く、これまでのコロナ禍の状況とは様変わりを実感するなか講習会を開催しました。出席状況は所用により1名の方が欠席で、15名の出席でした。

 

 今回は、冨井講師の講習に加え、初級編担当の飯沢講師にも講習をしていただきました。まず、冨井講師から前回に引続き『船体講座その2(船体形状を表す曲線、船体構造、フレーム製作図、フレームの製作、倒立法のハーン方式の組立治具、フレームの組立)』、また初級編の飯沢講師より『正立法のレーザーカット方式』の説明を行いました。

 

『冨井講師講習概要』: 解説P.P資料は、前回同様に冨井講師から提供案内が配信されました。 

  1. 構造模型の見せどころの“ファトックのつなぎ目”を表すダイアゴナルライン、実船のフレーム形状“船首・中央・船尾構造”の各部寸法関係、フレームの形状を解説
  2. 前項をもとに2次元CADを使ったフレーム作図の概要を解説
  3. フレーム製作図より機械加工による部材切出しと組立て加工方法の留意点を含め解説
  4. ハーン方式の組立治具の留意点や直交フレーム、カントフレーム取り付時の留意点の解説
  5. 便利な治工具の紹介:0.2㎜薄刃カッター/金切り鋸刃を利用した加工治具の紹介

『飯沢講師講習概要』: 初級講習会配布“GRANADO構造模型フルモデル製作ガイド”使用

  1. 主にハーン方式と異なる観点からの組立治具の説明、またカントフレームの加工概要、レーザーカット時の接着時の留意点を解説

  以上、今回の講義も丁寧な説明や質疑等があり、予定終了時間よりオーバーし講義は、4時半少し過ぎたところで終了しましたので、自由参加形式の相談コーナーが少ししか取れませんでした。

 

※次回は、 中級編講習会 第3回 は4月22日(土)かながわ県民センター 第304会議室 PM1:00~の予定です。

冨井講師講義風景
冨井講師講義風景
飯沢講師講義風景
飯沢講師講義風景
冨井講師の紹介とは別のティンバーヘッド加工治具を、講習生の伊藤さんがホワイトボードを使って事例紹介された。
冨井講師の紹介とは別のティンバーヘッド加工治具を、講習生の伊藤さんがホワイトボードを使って事例紹介された。

ドリル/グラインダーや熱処理等を施して、鋸刃を加工して製作。左から、スペーサ切取りノコ、木工旋盤用突切り工具、丸棒加工治具(ビレイピンの加工)、レール形状加工治具。
ドリル/グラインダーや熱処理等を施して、鋸刃を加工して製作。左から、スペーサ切取りノコ、木工旋盤用突切り工具、丸棒加工治具(ビレイピンの加工)、レール形状加工治具。
休憩時間終了近くまで、それぞれ情報交換をされている方が多かったです。
休憩時間終了近くまで、それぞれ情報交換をされている方が多かったです。
講習生から、部品がレーザー加工されたキット製品の紹介がありました。
講習生から、部品がレーザー加工されたキット製品の紹介がありました。