2023年6月8日(木) 13:15~16:45
かながわ労働プラザ4階 第6&第7会議室
基礎講習会担当:廣野
第4回講習会は関東地方の梅雨入り発表があった日に開催され、講習会終了まで何とか雨に降られなかった幸運なタイミングでした。今回は今までの土日開催と異なる平日開催でしたが欠席者は2名で、13名が出席して行われました。講習に先立ち事務局から、「講習会の最後に自由参加の質問時間を設けたので、希望者は参加して下さい。」との説明があり、本日の講習内容が盛り沢山のため早速講習が始まりました。
講習の最初は、製作中の模型を通じた受講者間の意見交換会を行いました。今回は第3回目までの講習内容を作り込んだ模型が持参され、次第に帆船の姿に近づいてきた模型を前に、受講者同志の意見交換も熱を帯びてきました。また第4回目の講習日となると模型製作の進捗状況にバラツキが生じ始めており、自分より先行している模型を見本として見ることができ、大いに参考となっているようです。今回、受講者が独自に考えた細かな部品の製作例もあり、その内容について講師からの紹介によって受講者全員で共有とすることが出来ました。
第4回の講習内容は豪華でかつ優雅さを表現する船首・船尾の装飾品の艤装が中心で、講師からは全講習を通じた大きな山場になる日とのことでした。今回対象としている艤装部品は、従来方法では各部品を彫刻で彫るのが主流で、その際には職人並みの技量が要求される作業です。講師が製作例を紹介している帆船模型は1/200のスケールのため、この模型サイズの製作初心者が従来の彫刻等の方法によらないで製作できる、簡単な方法の紹介がありました。
説明は講師が先行して作っている模型の製作状況の写真を使って、作業方法や注意点をスクリーンに拡大投影して理解を図っています。さらに、同時に撮影した動画の説明で作業手順、手つきや接着剤の量などの注意点の話があり、見ることでより作業内容を確認できました。特に講師の説明中に話があった「3Dペイントをチョンチョンと付ける。」という作業内容について、なかなか理解することができなかったものが動画で理解できるようになり、出席者から参考となったとの話がありました。質問時間を新設した講習最後の意見交換会では、受講者同志の情報紹介もあり、講習時間を約1時間近く超えた講習会でした。
<第4回講習内容>
次回の スクラッチ基礎講習会 第5回 は7月1日(土)
かながわ労働プラザ 第3会議室 13:15~の予定です。