2023年4月1日(土) 13:15~16:45
かながわ労働プラザ 第6&第7会議室
基礎講習会担当:廣野
4月になって一段と暖かくなり、桜も満開となった中で第2回の講習会が開催されました。今回の出席状況は3名が欠席し12名の出席と、当会のホームページを見て帆船模型製作の講習会に興味を持たれた1名の見学がありました。
事務局から連絡事項の説明のあと、早速講習会が始まり講師の指示で受講者を2グループに分け、持参した模型の意見交換会を行いました。これは第1回講習会で説明があった内容を各自の製作中の模型に盛り込み、次回の講習会に持参して製作時の疑問点や苦労箇所について話し合い、会員同士で技量向上と連帯感の醸成を図るためのものです。受講者の進捗状況にはバラツキあり苦労している方も見られましたが、講師は2つのグループを忙しく回り、受講者と意見交換をして質問に応えて模型製作のアドバイスを行っていました。
次に講師が使用している自作を含む工具類と、塗装で必要な塗料、船体製作時に使う紙類の説明があり、その種類の多さに受講生一同驚きの連続でした。続いてビクトリーの船体断面を参考例としてデッキ構造、ウェルを含む外板等についての船体構造の説明がありました。その中で喫水線の考え方や、船体構造から考える復元性等、非常に興味深い話を聞くことが出来ました。
第2回の講習内容の主な内容は次のとおりで、製作部品、作業要領についてはプロジェクターを使用して作業中の状況写真や動画で説明があり、詳しく理解する事が出来ました。今回の講習内容は説明項目が多く、受講者の質問もあり当初の講習時間を1時間近く超えた充実した講習会でした。
1.ガンポート : マーキング、開口作業
2.甲板材 : 板割、加工、ウォーターウェイ
3.ラダー(舵) : 本体製作、ピントル、ガジョン
4.舷側艤装 : モールド、フェンダー、サイドラダー
5.船体塗装 : 喫水線、塗装
次回の スクラッチ基礎講習会(第3回)は5月6日(土)、かながわ労働プラザ 第3会議室 13:15~の予定です。